リフィル処方箋について

1　リフィル処方箋とは

2022年4月より、新しい処方箋の受け取り方として「リフィル処方箋」の制度が導入されました。リフィル処方箋の制度は、慢性疾患など症状が安定している患者について医師が認めた場合、3回を上限に、医師の診察を受けなくとも薬を受け取れる制度です。

2　リフィル処方箋のメリット

（1）通院の負担が減る

医療機関を受診する回数が減り、通院にかかる時間や交通費の負担を軽減できます。

（2）医療費の節約につながる

医療機関を受診する回数が減るため再診料などの負担が軽減できます。

3　リフィル処方箋の対象者

　長期にわたって処方内容に変更がなく、症状が安定していると医師が判断した患者が対象です。

4　リフィル処方箋の使い方

（1）初回は、通常の処方箋と同様に交付日を含めて4日以内に薬局で調剤してもらいます。調剤後は、薬局からリフィル処方箋（原本）が返却されますので、なくさないように保管してください。

（2）2回目以降は、リフィル処方箋に書かれた調剤予定日（前回の処方期間が経過する日）の前後7日以内に薬局で調剤してもらいます。

（3）3回目を使い終わった後は、再度医療機関を受診し、次の処方箋をもらいます。

5　リフィル処方箋の注意点

　リフィル処方箋の場合、2回目及び3回目の調剤時には医療機関の受診がありませんが、気になる症状や体調変化がある場合は、医師の診察を受けることが可能です。また、保険薬局の薬剤師は、リフィル処方箋により調剤するにあたって、患者の服薬状況等の確認を行い、リフィル処方箋による調剤が不適切と判断した場合は、調剤を行わず医療機関への受診を促す場合があります。