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国見町内の下水道は、地形的な制約から自然流下が出来ない箇所があるため、道路内のマンホールにポンプを設置して圧送するマンホールポンプ場を2箇所(山崎字滝山地区、小坂字柿木下地区)設置しています。
下の写真は、山崎字滝山地区(滝山マンホールポンプ場)の制御盤とマンホールの内部です。
最近、マンホールポンプ場に異物が流入してポンプが停止する事故が多発しています。
下の写真は、ポンプ内の回転羽根に水に溶けにくい紙やタオル、ボールペンなど様々なものが絡まりポンプが故障し、現地で緊急にポンプを引き上げ、分解整備を行った時のものです。
水に溶けにくい異物が流入してポンプに吸い込まれるとポンプ内で絡まって羽根が回らなくなり、最悪の場合ポンプが破損してしまう恐れがあります。
マンホールポンプ場は電話回線などで常時監視しており、故障が発生すると町や保守点検委託業者に連絡が入り、現場に向かう体制にはなっていますが、対応には相当の時間がかかります。
ポンプが故障するとマンホールから汚水が溢れ出すとともにお客様の排水設備(トイレや台所、風呂、洗面など)に汚水が逆流してしまう場合もあります。
自然流下できる下水道本管であっても、汚水は最終的に下水処理場(県北浄化センター)で処理されます。
処理場の故障の原因になるような異物(ゴミ)は絶対に流さないでください。
下水道は不特定多数の方が利用されるため、何を流しても分からないだろうという考えは持たないでください。
下水道管が詰まったり、マンホールポンプが故障した場合は高い修理代がかかり、結果として利用者皆様のご負担が増えることになります。
原因が特定できる場合には、その原因者に修理代などの負担をお願いすることになります。
ご利用にあたっては十分にご注意ください。
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