真こらむ　令和3年8月

令和3年8月

800年間の思いを受け継いだ私たちが1000年後の人たちへ思いを伝える

　7月10日午後7時、下二重堀地区に完成した「あつかし千年公園」がライトアップされました。
　藤原泰衡が一族の矜持と地域愛をかけて築いた防塁は、800 年間この地にあり続けました。私たちのこの防塁は、「元寇防塁」や「水城防塁」と併せ、日本三大防塁に挙げられます。その誇りは昭和56年3月、当時のたくさんの人の思いと努力で、国史跡に指定されました。これは、この地に暮らした先人たちが「二重堀」と呼んで親しみ、愛し、守り、私たちに残してくれたからです。
　そして私たちは今、1000 年後にこの地に暮らす人たちに向けて、今の私たちの思いや願いを込めて整備した「あつかし千年公園」を贈ることとしました。
　中尊寺ハスの咲き誇る今、この公園が防塁とともに皆に愛され、親しまれますように…。