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真こらむ 令和3年10月

更新日:2021年10月8日 印刷ページ表示

令和3年10月

心のキャッチボール

 市町村対抗野球大会の2回戦。相手は優勝と準優勝を何度もしている浪江町。試合は1回裏に国見が3点先取。その後も攻め続け、浪江が追う展開。でも、相手がプロ経験のある投手を投入、国見は負けた。5対6。
 試合中、引地は1回戦の「翔」と同じようにマウンドに立つ投手に念を送ってた。「玲温は抑えられる。大丈夫。さあ投げろ」と。「玲温」が「直也」に代わっても続けてた。
 野球はしない。詳しくもない。けど投手がボールを投げないと試合が進まないことぐらいはわかる。この日、その役を担ったのが18歳の直也と20歳の玲温。チームで1番目と2番目に若い。細身で胸も薄い二人がマウンドに立つと、内野と外野の選手たちが声を掛ける。ベンチからも声が飛ぶ。きっと「心配すんな。思いっきり投げろ」、「守備は任せます」といった心のやり取りをしているんだろう。そう想像したら、何かその、グッと来た・・・。
 「頼り、頼られる関係、心、大事だよな」と気づかせてくれた素晴らしい試合と私たちの素敵な国見チームに「ブラボー!」を贈る。 

    野球    

 


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