真こらむ　令和3年11月

令和3年11月

柏葉祭で

　柏葉祭。県北中の体育館。まず、生徒たちが体験した総合学習のステージ発表。中学生の目に映る町の姿を写し鏡で見せられたよう。彼らは、柔らかいけどしっかりと核心を突いてくる。行政や大人の「できない理由」を彼らは「言い訳」だとすっかり見抜いてる。私たちは、彼らに何かを諦めさせたり、何かに失望させたりしちゃいけないんだと、心にストンと落とし込んでくる発表が続く。
　次は、クラスごとの合唱。いや、これはヤバかった。ビッタビタと決められた。正直に言います。ナメてました、聴くまでは…。指揮もステージ上での所作もすべてがスマートなマエストロたち。個性がしっかり音色に出たピアノ伴奏者たち。それに応えて歌う表現者たち。1年生は今しか歌えない絶妙な選曲。2年生は元気で自由でほんとに伸びやか。3年生は安定の声と堂々の音楽づくりで圧倒。みんないい。一所懸命が胸を打つ。連打する。
　そしてもちろん、先生たちには感謝です。