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真こらむ 令和3年12月

更新日:2021年12月10日 印刷ページ表示

令和3年12月

子どもたちの瞳

 扉が開く。入る。6年生の瞳が来る。議場が熱い。彼らの体熱。子どもたちの匂い。午前10時。ベルが鳴る。子ども議会の開会だ。
 6人の議員が町を質す。
 夢を実現するための場を、外国人も楽しめる施設を、遊び場とカフェが一緒の施設を、旧大木戸小に学習と交流ができる場を、失業した人が働ける場を、 歴史イベントと阿津賀志山の観光利用を、と。
 威厳ある子ども議長の下、国見町がこうあって欲しいとの思いを、顔を上げて、真っ直ぐの瞳で伝えてくる。その姿と一つひとつの言葉に、何度も鼻の奥がツンとする。
 これまでになく難しい質問が揃う。答弁作りは難航、何度も書き直す。これは、子どもだからこそ、本物を見る、聞く、知るべきとの思いから。町に都合が悪い質問でもごまかさず、正直に答えることで、薄っぺらな、お為ごかしの議会にはしないとの思いが、彼らに伝わったならうれしいこと。
 閉会後のタウンミーティングで容赦ない意見を宣った彼らは、給食が待つ学校へ。「今日はラーメン、春巻き、もやしのナムル!」だそうな…。

    子ども議会    

 


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