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知花、妃那、朱李、歩夢、春菜、和歩、愛麗那、花恋、杜和、雪乃、温翔…。今、1月8日の「はたちの成人のつどい」で、一人ひとりに贈る証書に名前を書いてる。成人式を担当していた職員のころも書いてたからなぁ、何回目になるんだろう。
成人年齢が20歳から18歳に引き下げられて、成人式=20歳がしっくりこなくなる。でも、国見町はこれまで同様、対象者は20歳。内容も式典とパーティーで同じ。ただ、式の名称は「はたちの成人のつどい」に変更。これは対象の代表たちが決める。パーティーはともかく、20歳の子たちが堅苦しい式典を希望するなんて「あれ? 意外!」と思ったら、「僕たちは、新型感染症で高校生活はおろか卒業式も、大学の入学式も、会社の入社式も満足にしていない。だからせめて、はたちのつどいでは式典をしてほしい」と。担当からこれを聞いてハッとした。そっかぁ…。そうだよなと。
君たちが元気な産声を上げたとき、皆が祝福した。そして、お父さんとお母さんには大事な指令が下される。それは君たちに名前を贈ること。きっと悩んだはずだ。悩んだ分、君たちの名前には、願いが込められてる。祈りが込められてる。そう、名前は親から子への最初のギフト。
証書に名前を書きながら、そのときの親たちの心を勝手に想像してる。
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