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福島県では、7月31日までとしていた新型コロナウイルス感染拡大防止対策の期間を8月31日まで一か月延長しました。これは、首都圏など大都市を中心に感染の拡大に歯止めが利かない状況を踏まえたことによるものです。
報道では、連日、一日当たりの感染者数が過去最多を更新しており、まさに第2波が到来している状況といっても過言ではありません。
全国で移動制限が解除されたことで、社会・経済活動が感染前の状況に戻っていく中において、感染のリスクをゼロにすることは残念ながらできません。今後、帰省の時期を迎えることで首都圏と地方の間でさらなる人の移動が続いた場合、その余波が、これまで以上に地方へ広がることが懸念されます。
今、必要なことは、引き続き感染予防対策を徹底するとともに、新しい生活様式の定着に向け、町民の皆様一人ひとりが自覚と責任を持ったより一層の慎重な行動を取ることです。
町民の皆様におかれましては、安全・安心な日常を取り戻すため、引き続き“オール国見”の精神で、次の(1)から(6)の感染予防対策等の取り組みをお願いいたします。
(1)3密(換気の悪い「密閉空間」、多数が集まる「密集場所」、間近で会話や発声をする「密接場面」)を避けること。
(2)咳エチケットとして、マスクの着用を徹底すること。ただし、熱中症予防対策として、屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合は、マスクをはずすなど工夫すること。
(3)手洗い(2度洗いが効果的)を徹底すること。
(4)県外との往来は、移動先の感染状況を確認し、マスク着用などの感染防止対策を徹底するなど、より一層の慎重な行動を取ること。また、移動後は、2週間の行動歴を記録するなど、感染拡大のリスクを最小限にするための取り組みを行うこと。
(5)地域内の経済循環を通じて地域経済の回復を図るため、町が講じている様々な支援制度(プレミアム商品券など)を活用し、地域経済を下支えすること。
(6)新型コロナウイルスで陽性となった方やその関係者に対する差別や偏見をしないこと。
令和2年8月1日
国見町長 太田 久雄
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