9月22日、第21回義経まつりが藤田商店街と観月台文化センターの2会場で開催されました。
当日は、午後からあいにくの雨模様でしたが、仮面ライダー鎧武/ガイムで主演を務めた人気若手俳優の佐野 岳さんが出演することもあり、町内はもとより県内外から大勢の方にご来場いただきました。
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相馬野馬追で活躍する中ノ郷騎馬会による礼螺(れいがい)の吹奏で開祭式が始まり、太田町長のあいさつやご来賓の皆さまによるテープカットが行われ、打上花火を合図にまつりが始まりました。
開催セレモニーとして、恒例となっている国見小学校6年生による鼓笛隊パレード。
国見郵便局前をスタートし観月台文化センターまでを行進しました。沿道からは日頃の練習の成果を発揮した児童たちに温かい拍手が送られました。
「義経公行列」に出演する静御前役を選考するゲームを当日商店街特設ステージで行いました。人気お笑い芸人「母心」のオカンと関さんがMCを務め、開祭式から静かなる戦い。まで一気に会場を盛り上げました。
静かなる戦い。には、北海道から東京まで10名の女性に参加いただき、予選の「絵心クイズ」で勝ち抜いた3名と、ご当地グルメ「国見バーガー早食い」で敗者復活した1名の計4名で決勝戦「たたいて かぶって じゃんけんぽん」を行いました。
敗者復活戦から勝ち上がった古溝 遥さん(国見町)が見事静御前役を射止めました。
藤田商店街には40店舗を超える露店が立ち並び、奥州街道藤田宿の当時の賑わいを再現しました。
また、国登録文化財である奥山家住宅の洋館も一般公開され、町文化財ボランティアによる文化財案内もあわせ多くの方にご好評いただきました。
特設ステージでは、(1)エージェットスーパームーンのバンド演奏、(2)クラップスチアリーダーズによるチアダンス、(3)国見よさこい(みちのく南風隊、こおりよさこいクラブ、だてまちYOSAKOI踊り隊も共演)が出演し会場を盛り上げました。
「義経公行列」開始前には、源義経役の佐野 岳さん、静御前役の古溝 遥さんによる出演あいさつが行われました。
観月台文化センター前広場では、くじ引きや金魚すくい、バザーなどの露店が並んだほか、バルーンアートやジャグリング、レクリエーションの体験コーナーが設けられました。また、桜の聖母短期大学生が開発したスイーツを提供するカフェコーナーが出店しました。
その他、消防はしご車や起震車、パトカーや白バイの乗車体験、日本赤十字社の救急法講習や献血バスなど、さまざまなブースが設けられました。
観月台文化センター体育館では、エアー遊具が設置されたり、あつかし山の合戦と題したチャンバラが行われたりして、お子さんたちが思い切り汗を流しました。
文化センター前の特設ステージでは、(1)くにみ幼稚園年長組のお遊戯発表、(2)フォークシンガー「ふたり」の石崎さんに太田町長から「国見町応援大使」の任命後にライブ、(3)チームキビタンによるキビタン体操、(4)県北中学校吹奏楽部演奏、(5)くにみフラクラブのフラダンス披露が行われました。
メインイベントの義経公行列は、雨が降る中ではありましたが、武蔵坊弁慶役に公募で決定した海老原 嗣さん(伊達市)、佐藤継信役・忠信役には町内の小中学校長さんに努めていただきました。また、県北中学校1年生や町内外の企業のご協力により総勢100名の行列が旧奥州街道を練り歩きました。
武蔵坊弁慶、佐藤継信・忠信は、軍勢を引き連れて源義経と静御前を鹿島神社にお迎えにあがり、継信の鬨のこえで行列が進軍しました。今年は、静御前は輿車で、義経公は中ノ郷騎馬会の協力を得て騎馬で参列しました。
観月台文化センターに行列が到着した後には、源義経公に扮した佐野 岳さんによるトークショーが行われました。
ふくしま復興大使の齋藤 祥さん(県北中2年)による「まちづくり宣言」、太田町長による御礼のあいさつがあり、最後に源義経公役として出演した佐野 岳さんの勝どきで第21回義経まつりを締めくくりました。