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国見に
あたらしい風が吹く
道の駅 国見あつかしの郷 2022.09

何度も食べたくなるジェラート|Gela 319

お話ししてくれた方

(右)鈴木 亮一さん
神奈川県出身。「国見あつかしの郷」の運営を行う「国見まちづくり株式会社」の立ち上げ段階から関わり、現在は代表取締役を務める。

(左)佐藤 尭彦さん
国見町出身。「国見まちづくり株式会社」に所属し、道の駅「国見あつかしの郷」内にある直売所「くにみ市場」の副店長を務める。

国見のひと・もの・ことが行き交う場。

平日の昼間だというのに、駐車場はほとんど埋まり、店内はたくさんのお客さんでにぎわっている。棚には、国見の農家さんから直送された野菜や果物、加工品がずらり。農産物の鮮やかな彩りや、目で見て分かるみずみずしさが、フレッシュなおいしさを伝えている。

ここは道の駅「国見あつかしの郷」。2017年5月にオープンして以来、年間100万人を超える人たちが足を運んでいる国見町を代表する観光交流拠点だ。

施設内には、人気の直売所「くにみ市場」をはじめ、地元食材を使ったグルメが味わえる「桃花亭・ももたんカフェ」、子どもたちが木にふれて遊べるプレイルーム「木育ひろば」、県内初の宿泊できる道の駅としてオープンした「国見ステイ 風道」など、いろんな過ごし方ができる。

通過点から、目的地へ。

道の駅「国見あつかしの郷」を運営するのは、「国見まちづくり株式会社」。町の出資により2015年に創業し、国見町にあたらしい風を吹かせる存在として動いている。

「国見は、宮城と福島の県境にある町。これまでは、仙台と福島市を行き来する通過点という立ち位置でした。どうすれば国見町に立ち寄ってもらえるのだろうか。目的地になるためには、どうすれば良いのか。そこで、国見町の主要産業である“農業”をPRすることにしました」

道の駅「国見あつかし郷」の立ち上げ背景を話してくれたのは、「国見まちづくり株式会社」の代表取締役を務める鈴木さん。もともと飲食関係の民間会社に勤めており、道の駅開設にあたって福島県に移住。事業の立ち上げから現在に至るまで、第一線を走ってきたプレーヤーだ。

売り場づくりにあたっては、宮城と福島をむすぶ通過点である特徴を活かし、宮城県にはあまり並ばない「フルーツ」の品揃えを強化した売り場づくりをめざした。現場に立ち、売り場づくりを指揮しているのは、直売所「くにみ市場」の副店長を務める佐藤さん。

「何度立ち寄っても楽しんでいただけるように、旬の味覚を取り揃えたり、お店に入った時の見た目の印象にも意識をむけて、商品の配置や色味など、視覚的な工夫も凝らしたり。私も国見町の桃が好きなんですが、手にとってくださる方がたくさんいて嬉しいですね」

この町の勢いを、つぎの国見へ。

おいしい農産物があっても、それをお客さんに届けたり、伝えたりできる場が少ない。そんな課題を解決し、国見の魅力をより多くの方へおすそ分けできるプラットフォームとして、道の駅「国見あつかしの郷」は機能している。東日本大震災の影響を受けた過去や、風評被害を乗り越えて立ち上がったこの場所は、地元の人たちにとって「復興のシンボル」とも言える場だ。

「国見町を目的地として来てくださる方が増えて嬉しいです」

国見町出身の佐藤さんは、笑顔でそう話す。国見町のつくり手とお客さんをむすび、道の駅を起点に人びとの交流が育まれていく。その縁が重なり響きあう時、国見町はどんな景色が広がっているのだろうか。

2022.11一次生産者

蜜がじゅわっとあふれる、完熟りんご|りんご農家 くろだ果樹園

黒田 壌さん

街なかの住宅街を抜けて山のほうに少し車を走らせると、景色が変わってまわりにはりんご畑が広がっている。国見といえば桃のイメージが強いかもしれない…

2022.11地域商社

まっすぐに町と向き合い地域資源を掘り起こす|陽と人

小林 味愛さん

オレンジ、茶、白の大小さまざまな丸や四角が散りばめられ、ざらざらとした手触りが気持ちいい。受け取った名刺を珍しそうに眺めていたら、「柿の皮…

2022.11教育委員会

食を通して子どもたちと町の結びつきを育む|国見町教育委員会

菊地 弘美さん

2021年、国見町は幼稚園と小中学校の給食費の無償化を実施。その背景には子どもたちに、生きていく上で欠かせない「食」の知識を育んでほしいという想い…

2022.11寝具メーカー

上質な睡眠を国見町からお届け|エアウィーヴ

八巻 淳一さん

『最高品質のものをすべてのお客様へ届ける』という心構えで従業員一同、勤めています」寝具メーカーである「株式会社エアウィーヴ」の福島工場を案内…

2022.11一次生産者

町の農業に新たな風を吹き込む|あんぽ柿農家持地&遠藤農園

持地 良太さん

鮮やかなオレンジ色の実をかじった瞬間、とろりとした果肉の食感とコクのある甘さが口に広がる「あんぽ柿」。国見町の特産品の一つだ。…

2022.10地域資源活用

町の内と外がつながるきっかけをつくる|クニミノマド

岡野 希春さん

「こんにちは〜!」桃とりんごの木が並ぶ農園に着くと、はじけるような明るい笑顔で女性が迎えてくれた。国見町で地域おこし協力隊をしている岡野…

2022.10屋内遊び場

子育てをみんなでできる場所|こども木育広場 つながる〜む

「つながる〜む」スタッフさん

窓越しに中を見てみると、木の天井、壁、床、それに木でできた数々のおもちゃ。ここは2017年にオープンした「道の駅国見あつかしの郷」に併設して…

2022.09研修施設

町のゆたかな土壌を、農業人を、育む。|くにみ農業ビジネス訓練所

佐藤 博志さん 佐久間 秀幸さん

季節は、夏。ずらりと立ち並んだ農業用のハウスをのぞくと、中にはいきいきと育ったミニトマトや、きゅうり、なす、とうもろこしが実っている。…

2022.09ジェラート店

何度も食べたくなるジェラート|Gela 319

齋藤 礼奈さん 阿部 杏奈さん

お店に入ってみると、ショーケースには目にも鮮やかなジェラートたち。エネルギッシュな真っピンク、さわやかなライム色、まろやかなクリーム色…

2022.09道の駅

国見にあたらしい風が吹く|道の駅国見 あつかしの郷

鈴木 亮一さん 佐藤 尭彦さん

平日の昼間だというのに、駐車場はほとんど埋まり、店内はたくさんのお客さんでにぎわっている。棚には、国見の農家さんから直送された野菜や果物…

2022.09一次生産者

国見の特産品を生み育てる|桃農家 徳江農園

徳江 忠さん 徳江 エミさん

桃の木が町のあちこちで立ち並び、あおく茂った葉の中に桃色に染まったまあるい果実が実っている。「くだものの里、国見町」を象徴する夏の景色だ…

2022.09公営塾

地域と子どもの未来を見晴るかす|国見町公営塾 放課後塾 ハル

三好 菜月さん 玉村 優人さん

時刻は17時すぎ。放課後の国見小学校を訪れると、10名ほどの生徒が机にむかってもくもくと勉強に打ち込む姿があった。生徒一人ひとりの様子を見…

2022.09屋内遊び場

子どもの笑顔が響きわたる遊び場|くにみももたん広場

阿部 あゆみさん 菊池 千春さん

遊具で思いっきりジャンプしたり、場内を走り回ったり、絵本を読んだり。国見町が運営している屋内遊び場「くにみももたん広場」には、子どもたち…

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